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カサンドラ嫁の原因アスペ夫の私が何をすべきか?

アスペ技術者・カサンドラ症候群の嫁さんの原因夫が何をすべきか?と理系寄りの雑多な話題をつらつらと…

カサンドラ症候群は、アスペ(ASD)のパートナー、特に夫を持つ奥様方が人間関係欠如などかみ合わない夫婦生活に疲弊した心身的な障害(うつ病など)を指しますが、米国精神医学会では、まだ正式には認められたものではないようです。
ブログ管理者が「アスペ」と40代で診断され自身も驚きでした。さらに嫁さんがカサンドラで疲弊しているのを気づいてはいるのです。そこで、どうしたら発達障害の限定された私の思考フローの中で歩み寄りができるか?を考えていくブログです。といっても最近は自分のことで精いっぱいです(笑)主な遍歴は「重要事項」のカテゴリーを見てください。
発達障害・メンタル系のお話が出てきます。薬や症状、対処法が書き込まれています。これはあくまで個人の対応・意見であって参考にしていただくのはうれしい限りですが、正式な診断・処置はしっかり医療機関で医師の指示に従ってくださいね。
最新の米国精神医学会の精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)の5では、アスペルガー症候群の呼称は無くなり「自閉症スペクトラム(ASD)」に分類されています。ASDはADHD、LDなどと同様のクラスの発達障害(生まれつきの脳の障害)で治りません。発症時期、程度、症状もいろいろですが本人も周りの人も対処法による理解が必要です。

「技術中心・時事ネタへ言いたい放題」は こちらへどうぞ。



研究者でもなく技術者でもなく

アスペルガー症候群(ASD) 考え方を変える材料 お仕事

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この1週間、雑務と研究を離れ、回路設計の技術者の仕事に終始しています。

製品なみの回路(といっても現在は論理レベルはプログラムのような記述方式)をかなり書いたり、改造したりして、シミュレーションを流しその動作の妥当性を検証しています。

新入社員のときの会社と中途で入った会社時代の仕事を思い出させます。それなりの経験は必要で、答えは無く人それぞれですが、抽象度の高いC言語っぽい記述をします。最終的に論理回路を自動的にツールが変換してくれますが、高速で計算し、規模の小さな回路が要求されます。そのための、変換ツールの「クセ」や、縮退され回路規模が小さくなる記述などのノウハウが利いてきます。

昨日は、久しぶりに「熱しにくく」の部分に火が付きまして、かなりの記述をして、テストプログラムを走らせ表向きには動作している設計を一気に終わらせた形です。

「技術屋」でもある自分が発揮されました。アスペ特有なのかかなりの集中力で設計をしたので心身ともに疲れました。力の配分が下手なんですね。

で、製品をつくるうえで新しいアイディアはどんどん出てくるのですが、品質上保証できない、まず基準を作らなければいけない等でせいぜい特許ネタぐらいにされてしまいますが、突拍子もなさすぎて知的財産部門も出願や維持に難色を示すというありさまです。ここで、研究のほうが性にあっているのかな?と思ってしまい。最初の転職となりました。

 

ところが、今設計している回路のプロジェクト自体が政治的理由でギクシャクしておりせっかく作ったものも試作品にもならない可能性も出てきました。現在は研究職なので、試作品を作って実測しないと、この業界の成果である査読に通る「論文」が書けません。雲行きが怪しく、今の苦労がノウハウにはなるけど、お蔵入りする可能性も大きくなってきました。設計モチベーションも下がります。アイディア勝負なので品質は求めず、コアとなる部分さえ試作品で動作実証ができればOKなので、少ない人員でどこを手を抜くかにかかってきます。その辺の仕事の割振りやスケジューリング、さらに突発的事象に対する臨機応変さが求められます。整理、スケジュール、臨機応変、みんな発達障害の方々が苦手なものですね(笑)

ちょっと、脱線します。この業界の論文の「精度」ですが、新しい成果が出て新聞発表とかされ、すぐ製品になるかというとそういう訳ではありません。計算が速くなったとか記憶容量が4倍になったとか基本技術の実現性のある提案が一部分実証されたというレベルです。世間的には誰が最初にその考えを世に送り出したかになります。パソコンのメモリカードに使われるDRAMというすでに生産をしている純粋な日本企業はなくなった産業の米ともよばれた半導体記憶部品は、学会発表されてから3年後ぐらいに製品化されるというのが業界では一般的でした。製品にするにはコア技術以外にも製品として耐えうるいろいろな品質基準をクリアしなければいけない技術が必要でその開発に3年はかかるということです。現在は事情が違うようです。

元に戻って、研究職生え抜きの上司から見れば、企業の製品レベル品質の設計ができる人員が欲しく、まさに私がその立ち位置にいる訳ですが、どの辺が難しいとか工数がかかるのかを知らない訳です。企業はそのプロジェクトや部署の人数さえも企業秘密にしますから。私の立場の本音を言うとある難しい部分の設計がうまくいき納期通りにリリースできれば評価の対象になってほしいのです。ところが、その部分は必要不可欠な回路であるが、何の新規性もなく論文化できなければ、評価はゼロです。もちろん30代の4年半はそのようなことをやって難産の論文化をしてやっと学位をとったので組織や評価の仕組みもわかっています。だから今は、仕事を始めるのはもともと遅いですが、どれくらいの努力度と品質で成果物を出すかを自分なりに試算するようにしています。さらに結果が出ても論文化となると急に筆が遅くなるのは直りません(泣)すなわち研究者向きではないということです。

 

結論が最後に来るのが日本人の書き方ですね。ということでタイトルにもあるように研究者でもなく技術者でもないどっちつかずのただ両方の世界を知っているだけの人間です。以前にも書いたように、その経験を生かすコラボレーションするとか、仕事が見つかれば良いのですが。。。

 



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