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カサンドラ嫁の原因アスペ夫の私が何をすべきか?

アスペ技術者・カサンドラ症候群の嫁さんの原因夫が何をすべきか?と理系寄りの雑多な話題をつらつらと…

カサンドラ症候群は、アスペ(ASD)のパートナー、特に夫を持つ奥様方が人間関係欠如などかみ合わない夫婦生活に疲弊した心身的な障害(うつ病など)を指しますが、米国精神医学会では、まだ正式には認められたものではないようです。
ブログ管理者が「アスペ」と40代で診断され自身も驚きでした。さらに嫁さんがカサンドラで疲弊しているのを気づいてはいるのです。そこで、どうしたら発達障害の限定された私の思考フローの中で歩み寄りができるか?を考えていくブログです。といっても最近は自分のことで精いっぱいです(笑)主な遍歴は「重要事項」のカテゴリーを見てください。
発達障害・メンタル系のお話が出てきます。薬や症状、対処法が書き込まれています。これはあくまで個人の対応・意見であって参考にしていただくのはうれしい限りですが、正式な診断・処置はしっかり医療機関で医師の指示に従ってくださいね。
最新の米国精神医学会の精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)の5では、アスペルガー症候群の呼称は無くなり「自閉症スペクトラム(ASD)」に分類されています。ASDはADHD、LDなどと同様のクラスの発達障害(生まれつきの脳の障害)で治りません。発症時期、程度、症状もいろいろですが本人も周りの人も対処法による理解が必要です。

「技術中心・時事ネタへ言いたい放題」は こちらへどうぞ。



査読2回目

お仕事

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以前、査読して不採録にした論文が再投稿されてきました。ちょっと学術論文には貧相な内容ですが結果はそれなりでした。ただ、その値がかなり疑わしい。計算機シミュレーションによる結果ですが、電気の世界は、暗算でも大体のオーダ(桁)がわかるので明らかに何かが抜け落ちてる。

ただ、重箱の隅をつつくような内容で誰も参照しないだろうなと思い、さらに即効性も求める電子版論文でもあり、前回の条件を満たしているのでOKにしてしまいました。

査読者を割り当てている編集委員の大学の先生からの指摘で、内容はともかくスペルミス、文法がおかしい。図や表の参照が食い違っており、そもそも論文として体を成していないとのことで、不採録の意向を伝えられました。再投稿があった場合にはまた見なければいけません(泣)

実は、懐疑的だったことを伝え、比較評価すべき過去の論文を挙げてさらに考察を深めるつもりだったことを後付で伝えました(これは日本語で)。

さすが大学の先生、私の挙げた学生時代良く使っていた比較対象の同機能の回路と全く一緒であることを発見!回路図の書き方が全然違うし、そもそも違う考え方から作られた回路だったので気がつきませんでした。各接続部分に番号をつけていったら完全に一致。先入観とは怖いものです。危うく、すでに発表されているものと同一なのに新規性ありというものでOKを出してしまっていました。

おそらく、投稿した著者も気づいていないでしょう。15年くらい前に既に提案された回路と同一であることから、提出された論文の回路の新規性を認める訳には行かない旨、著者への返事の英語を書いてその先生にメールで返しました。

その先生曰く、低レベルな論文を新規性無しの確実な理由で採録にさせずに済んだ安堵の返事をもらいました。やっとほとぼりも冷めてきた論文問題。ボランティアでやっている査読も責任が重いんですよね。査読者・レフリーは匿名で守られてはいます。その学会に限って言えば、査読者の質はしっかりデータベースで管理されています。

世の中に出る前の新技術や新製品の基礎となる新しい手法についての判断は、なかなか疲れるものです。特許審査官のようなよく先行例を見つけてきたな、だけでなく新規であっても有効性が無いものはダメ、または先行例との性能比較に懐疑点がある場合の比較方法の詳細提示などなかなか通らないものですし、審査する側も有効性と生産性に対して精査が必要です。もちろん未公開なので守秘義務があります。雑務と言えば雑務。でも研究者には避けて通れない責務でもあります。

 



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