ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



ASD苦手業務

仕事をしていると新人、持ち回りで議事録作成が回ってきます。

新人や新しい業務に担当になったときは、仕事内容、用語。進め方などを覚えてもらうため議事記録係が割り当てられることが多いです。

30代中だったころ、技術者には1人1台ノートパソコンは当たり前の時代でした。

議事録取りも会議中に作成するのが望ましい。会議最後に積み残し・宿題・A.I.事項のリストアップと担当者および期限の読み上げがありました。

A.I.がアクションアイテムというのは企業2社目で知りました。先の検討課題、積み残し、宿題と似たような意味合いです。担当者は大体決まっており、期限については難しさや工数の観点で会議終りに述べられることは少なかったです。

まぁ、ASDにとっては議事録取りが大変!

タッチタイピング(ブラインドタッチ)は相変わらずできないし、できたとしても質問、答え、コメントの分類が追い付かない状態で記録。私の場合はノートに手書きでした。1分1ページペースで速記のような殴り書きで記録します。とりあえず宿題っぽいところは印をつけて会議最後のA.I.リストアップに対応できるようにしていました。周りからはパソコン上で作成してしまえば、会議終りにそのまま議事録を発行できるし2度手間じゃない?とよく言われました。それができないので困っている訳ですけどね。

記者会見で首相ぶら下がり会見など一字一句を文字起こしする場合はボイスレコーダ官房長官定例会見などは報道陣のタイピングの音がすごいですよね。

技術会議などはもっと単純です。議事録取っている人(健常者)を観察。議論が白熱しているところで自分の担当分野でないところはしっかり聞き流しています。ちょっと休憩という感じもします。ある程度の慣れも必要でしょう。

ASDには無理でしたね。会議上スルーかコメント1行程度の議論白熱部分を両者が話している言葉の端々をかいつまんでメモに残します。質問、答え解決済、答え積み残しの部分さえ押さえれば良いのですがその区別をつけている心の余裕がありません。

進行役がいてその方がしっかりしていれば、決まらない部分は仲裁に入って後日検討、積み残し・宿題。A.I.になるところはその担当者に確認を取ります。このような状況のときは進行役の方の発言をトレースしていれば議事の本質だけに絞ることができます。各題目にQAが行われるのでさすがに追いつけます。ノートパソコン上で記録は間に合いませんけど汗

困るのが、要らないプロジェクト全体の定例会議ですね。全然わからない他分野の方の発言が技術的にわからないし用語も聞き取れませんカタカナで聞き取った音を書いて?マークを付けておきます。このような会議は議事録は取ることは少なく、各個人が週報などをリーダーに送り、さらにプロジェクト全体に上げて全体のスケジュール感をプロジェクトの長が把握する形です。会議部分は実際要らないし、専門外のところを聞いているのは無駄時間です。実は、公開処刑&トラブルや遅れの自責を促す意味合いなんですよね~。まあ、1回目の休職はこの定例が重荷で自分で潰れてしまいました。他分野の技術者からはその遅れが重大かわからないですし、自分の仕事に依存関係がある人もその場では文句を言ったりしません。

議事録取りに戻ります。自分が主に発表する側になって誰かに議事メモを頼む場合も発生します。この辺りはコミュ障ながらも色々な方と関わってきたので自分の宿題の半分ぐらいしかない記録を渡されたりするので、発表しつつも自分で記録メモを取ったりします。

他の業務は分かりませんけど研究機関の業務以外の技術屋は、業務を期限付き宿題に落とし込まれ、提出後及第点をもらえれば仕事完了です。高品質な回答、早い提出などは継続的に業務を頂けます。業務を期限付き宿題に落とし込むところ、提出後の及第点をもらうろことで会議形式となります。そこで「ボランティア」で進行の記録を取ります。各人に大体平等に役割が回ってくるので簡単に処理できなけれなばりませんね。文字起こしのような2度手間が発生しているので足枷になっているのは否めません。

途中、会議の在り方、休職になったプレッシャーに脱線しました。今回の議事録取りは、ざっくり「臨機応変」さの欠如が苦手を引き起しているのかもしれませんね。

では。

 



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