ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



学術論文と学会

最先端の研究成果を科学雑誌等で発表するものです。
定期的に刊行されるもので有名どころではNature(ネイチャー)やScience(サイエンス)があります。
科学全般で、掲載されること自体が名誉です。
雑誌ですから記事で構成されています。それが投稿された論文となります。
投稿した論文が載る率(採択率)は10%以下といわれています。
基礎科学の記事が多いのでノーベル賞の選定委員会も注視しているようです。

 

私の専門は、電気電子の応用の分野なのでちょっと世界が違います。
分野が絞られてくるといわゆる学会というものがとりまとめとしています。
まずはそのお話をしましょう。

 

有名どころは米国電気電子学会、IEEE(読みはアイ トリプル イー)です。
Wifiなどの無線LANの通信規格であるIEEE 802.11を制定しているところでもあります。
さらに電気、電子、通信、コンピュータのように細分化して各組織が活動しています。
日本にも存在しており、電気学会、情報処理学会などがあります。
各学会で雑誌を刊行しており、同じように投稿して審査される掲載されるシステムは一緒です。

先のNatureやScienceは英国、米国の出版社のイメージです。どちらも1800年代後半から学術雑誌です。

 

さらに定期的に研究者や技術者が集まって講演会形式で研究と成果を発表をする活動も多く行われています。
ここで、有名な集まり、カンフェレンスやシンポジウム、直訳すると会議や討議会になってしまうので、団体としての学会ではなく研究の発表会の学会または会議として新たに用語を使います。
学会に参加し聴講するのはタダだったり会員でなければちょっと高い参加費を取られたりします。ちょっと入場料を払えば誰でも聴くことはできます。
ただ、発表するとなるとやはり選別が行われます。プロシーディングス(予稿集)として配布される発表の参考資料冊子があり、論文形式をしていますので同じように査読され、発表者が決まります。


たくさん、横文字がでてきました。
お気づきかと思いますが、世界中に発信するためには国際的な学会や雑誌に投稿しなければなりません。そのためには英語で書かなければいけません。これが論文執筆の遅さの大きな要因であったことは否めませんね。。。


では、つづきます。



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