ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



学術論文と重要性

ある注目する論文の重要性についてです。
最近は考え方が変わってきましたが、アカデミック関連での成果に論文掲載・採録数があります。その論文1本の重要度にかなりの差があり、成果の算出で常に揉めます笑


そうすると数値化する方法が出てきます。
しかしながら、どれも必ずしも万能ではありません。

まず、どこが編集・発行している雑誌か?ということで、知名度を表すインパクトファクターIFという考え方があります。それは何かはWikiに詳しく載っています。実は簡単には調べられなくて批判部分が重要なのですね。
・大学など研究機関の人事評価に使われる
・大学院生や若い研究者がIFで研究内容を決めたりする
・論文の中身を知らずにIFだけを見る傾向が生まれる
ちなみにWiki調べで2014年でネイチャー41.5、サイエンス33.6です。
雑談です。私の分野違いで関係ないすがネイチャーに載れば論文10本分だ!と言われたことがあります。


論文の引用数というものがあります。論文の構成で、他の発行済の論文を引用して研究の背景や動向、結果の比較対象にします。最初か最後にリストとして参考文献一覧を載せます。
そこで引用されていれば引用された側の論文に価値があるという考え方です。
先のIFの算定値にも使用されます。
新しい研究を始めたり、論文を執筆する際に同業者の動向を知らなければいけません。全く同じ内容をやってしまっては意味がなくなてしまうのでちょっとずらして比較対象に引用したりします。あまり突拍子もないテーマで始めると見向きもされないということになりかねません。あくまでその分野の研究者の目にとまることが興味を持ってくれているというものですね。
自分が引用するときの論文検索はアナログなら図書館、現在は学会やデータベースでキーワードで簡単に見つかります。
さすがに、誰が引用しているのかなんてのは分かりませんでした。
ビッグデータの扱いの上手いgooleさんが検索と関係性を勝手に調べてくれています。
研究者個人の、組織の、研究機関全体の実績指標として引用数が使われた時代もありました。
短所としては、私の分野ではあまりないのですけれど間違っていることや指摘に対する修正や反論も論文にすることができます。そのときは当然引用します。
新しく論文を執筆するときに背景や現在技術などで引用。組織内で相互引用などがカウントされてしまい正しい値になっているかが問題になっていますね。

 


では、つづきで。

 



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