ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



上から目線で話す人

ASDに関係があるか知り得ませんが個人的に超苦手です。
先日、自分の話し手となるときにASD由来の発言暴走に気を遣っているというお話をしました。

今の仕事でお隣の先輩が20代後半。
さらに今のチームのリーダーがちょっと口の悪く5才ぐらい上の方です。
転職してからの分野が自分の守備範囲のギリギリのところなので半年経っても色々と聞かなければ進まないことがあります。同様な仕事内容でも会社・部門によっては流儀や基準が違うのでそこに合わせなければいけません。
スケジュール、進捗に関してはリーダーのほう、技術的な質問はお隣に聞いています。
さん付け、ですます調です。

技術職・職人が中途で入ってきて、教えてもらう立場なのに上から目線というのはよく聞く話です。あと、歳で上下をめちゃくちゃ気にする人。別のベクトルで扱いにくい人間ではないでしょうか。
ただ、フランクに会話をしたい人もいるようなのでそれは合わせます。
初社会人のときはまだ3ヶ月も研修がありました。配属されたのが7月。自分の教育担当兼直属上司が、いちいち「ありがとうございます」を止めろと言ってきたので、当時は正直戸惑いました。
基本姿勢は聞いたらお礼の一言はしています。

タイトルの話、自分世代の人に多いのですけど、自分のスキル・知識レベルで話す人。
悪気が無いとしても、こんなことも知らないのか的な余分な一言も。
大概、態度もふんぞり返ってますね笑
入社2,3年目ぐらいにもその知識レベルを求められて、若手が愚痴っているのを聞くことが過去に何度もありました。

これは性格かもしれません。大概の仕事は、設計やツールの使い方だけ知っていて、要求仕様というものに沿って粛々と作業を進めていける業務ばかりです。もちろん自分のスキルと部門で培ってきたノウハウが必要です。
ただ、好奇心がもともと強いのか、なぜその名前になっているのか?どうしてその書式でないとダメなのか?とか背景や歴史を知るとさらにモチベーションが上がります。

人に教えるお仕事もしていたので、ただ暗記しろというのは難しい話です。
技術発展において試行錯誤が行われその当時の気まぐれで決まったフォーマットやプロトコル(規約)が残っている場合が多く、初めて聞く側には興味を持ってもらうのと、関連付けて思えてもらえるので自分としては有効と思ってます。
でも全員に通用する訳ではなく
・経緯とか余分なことは良いから核心だけ教えろよ
・口調自体が卑下しているようで頭に入ってこない
などの意見をもらうことも少数います。

後付でわかったASDで話すのが大変ですけど、教えるときはそれなりの努力をしています。教わるときには敬意を払います。


私の会ってきた管理職をはじめ技術者で優秀だなと思う人は、人望と謙虚さがあります
また、フランクさの中の皮肉や揶揄の対象が技術やシステムであって、人に対してではないという会話術を持つ全く違う職場の先人たちの共通項に気づいたときには感動しました。


タイトルの方々とは逆の人種ということで、また。



スポンサーリンク