ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



計画を立てないASD

仕事や勉強をするうえで計画的にやったほうが無駄が少なく効率的にできそうですね。

旅行の計画をたてるのが好きな人もいます。

与えれらた無理のない計画やルーチン(繰返しの仕事)はASDにとっては非常にやりやすく、文句もいわずこなすことができるのが一般的です。指示側は「適切な」手順書にしてあげれば混乱せずに仕事してもらうことができます。

仕事に慣れてきた手順やルールの一部を改変したりすると大混乱です。

書籍に解説されているASDの特徴の1つでもありますね。

では、この手順書や計画書を作れというお仕事だったとしたら、どストライクなASDだったらほぼ無理でしょう。手順書ならまだしも時間の概念が混ざる計画書は無理でしょうね。テンプレや先行事業の例があればまだしも新規で、いろいろな外的要素を加味ながらリソース、スキルなどを入れた納期までの計画、良くマイルストンと呼ばれる一里塚的な各段階の通過ポイントの設定やトラブルで遅れたときのリカバー法(どうすれば遅れを挽回できるか)などの立案はほぼ敬遠するでしょう。このあたりの仕事はマネージャ(課長)クラスの管理職にはできて当然のスキルでASDでなくてもなかなかうまくできないのが現状です。マネジメントを要求される訳ですのでそれなりのお給料などの報酬が得られます。

もうちょっと簡単に、個人の計画の例として、子供の頃の学校の課題、夏休みの計画表作り。

ちょーの3乗が付くくらい苦手でした。小学生のくせに提出して添削され2度目は提出しないか、だんだん叩き台さえ提出しないこともありました。ASDの診断を受けてそのころの苦行を思い出すと合点がいきますね。中学生ぐらいになれば、計画通りにいかない計画を立ててどうする?予定は未定などと屁理屈を言ったものでした。

経験もありますけど素質の問題だと思います。ぼやーっとしたところからだんだん清書していくなんてもってのほかです。

ASDの気があっても経験を積み重ねて実行できる方も多々いらっしゃいます。うまく克服できてるとはいえ健常者と比較すれば相当な努力をしてストレスを抱えていると思います。

 

苦手といってもせめて個人の計画を立てないと給料分の仕事にならないので各方面でいろいろなんとかやってきました。社会人になって驚いたのは計画は常にアップデートできることでした。ただ、お尻の納期期日は変わらないのですけど。。。

 

では。



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