ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



物理的トラブルの対処

今朝、トイレを流したらタンクへの流水が止まりませんでした。

浮き、ゴム栓、クサリなどを使った機械的な構造で、すでに3回ぐらい似たような症状になっています。一番困ったのが、栓の役目をするゴム球のクサリを引っかける穴が切れてしまいゴム球とクサリの接続をどのようにするかで悩みました。2つ方法を思いつき、簡易的な1つ目は既に無理となり、ちょっと複雑な2つ目の案で2年は持っています。他にレバーの稼働する金属棒からクサリが外れていたりその時で対処していました。

水回りの修理屋さんは呼びません。部品もDIY店が近くに無いので家具屋や100円ショップに売っているようなモノで代用します。自然とできたモットーが、手持ちのモノ、手に入るもので何とかする!でした。

自分で言うのも手前味噌になってしまい恥ずかしいところですけど、発達障害で脳のある部分の回路が形成されていない代わりに創造する部分の回路がちょっとだけ盛られていたかもしれません。

中学生のときに夏休みの課題の自由研究か工作で一度持ち帰って取って付けた機構部分がいかにも子供が作った感が良く出ていて発明展か何かで市、県、国でそれぞれ賞を取った記憶があります。今では制御用のコンピュータでいろいろな動きをプログラムできます。当時も父親からの電子工作技術で論理回路だけでそれを再現できることは分かっていたのであまり嬉しくはありませんでした。イジメの件もあるのであまり目立ちたくないという事情も絡んできます。

電気回路という目に見えないものではなく、機械的な機構で目に見えるようにするとウケが良いなどと曲がった考えを持っていました。人間相手だと鼻につくのでしょう。

2段ぐらい脱線してますね。元に戻します。

結局、出勤しなければならないので修理してもいられない、浮きが上がらないので水が止まらない、という問題も大きめのマイナスドライバーで一時的対処です。タンクへの水道管に止水栓というのが大概付いています。普段使わないので錆びついていたりしますけどそこを閉めることで水を止めることができます。工具が通常家庭より種類がある時点でちょっと変わっていますが、今回の止水栓は10円玉でも回せます。

このように、機械に近い物理的な故障などは結構引き出しがあるので対処が可能です。物理法則に沿っているので計算がしやすいです。

人間が関わってくるといきなり対処が難しくなります。1, 2回同じような状況を経験したとしても覚えないですし、何とか経験というデータベースに記憶したとしても空気を読むような応用に利きません。開き直っている訳ではなく本当にできなくて困っています。

 

再現性が重要な科学の考え方は大好きです。自分も含めて再現性の無い人間の考え方や行動は苦手です。

 

後者の再現性は厳密性が問われます。

行間、空気を読むという誤差は、既に違う現象です。



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