ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



ファインプレイ

仕事のお話です。

ちょっと遅れ気味になる傾向があります。

手の抜きどころがまだ分かっておらず、全力の割に足が出ます。

先日ひさびさに自分の手持ち分が終わりました。

他のメンバーの全く違う作業結果に不可解な点があり条件付きでOKをもらっていました。

機械やプログラムが出す「クセ」のようなものがあり、バグではないのですがその結果に多少の疑問を持つことがあります。傾向が分かっているので目視確認で疑似エラーのような扱いにします。

普段ならそういうものとして私もスルーしている事案でした。

今回の結果は、同じ種類の2つのモノが入っていて片方はエラー無し、片方は疑似エラーという自分としてもちょっと引っかかる結果でした。片方のモノがまちがっている、という考え方もあります。

この手の現象は機械が出すものではない、人間のほうの指示ミスが多いということが私の経験に蓄積されています。

普段は踏み込まない機械の動きだし部分を覗いてみることにしました。

いろいろ探って2時間、人間の指示するところでそれらしい部分を見つけました。

なんやかんやあってを後回しにします。

結局のところ沢山のグループが関わっているところの大本の部分であったため、そこの修正がみんなをハッピーにさせるものでした。

タイトルの通り、先輩にあたる方からファインプレイでしたよ、と言われました。

ここ20年ぐらいの仕事で嬉しいなんて思ったことがなかった感情を久しぶりに味わいました。

直前、3文ぐらいがバカっぽくなっています。それだけ素直に喜べない思考回路になってしまっています。

 

直前の組織では、できていて当然、デバッグすれば見つけられるもの、と評されるでしょう。

前述なんやかんやのところは、上司経由で報告した慎重さを、嬉しい側に無駄にするように上司が私のメールを受け入れ側にそのまま転送しています。

2つ前の組織で表に出て行くときに組織長が全チェックするというこれもまたいびつな中央集権制のもとにおり、責任て何?と文句を言いつつ慎重になってしまった自分がいます。その軽率な発言がこの組織全体の発言となっているんだぞ、なんてことは社会人がそれなりにできるアスペにもわかります。

アスペ調の多少の不可解な文言もとりあえずは受け取り側にそのまま伝えさせ、あとでフォローという構図が成り立っています。前時代の理想の上役像ですね。

好きなようにやれ、俺が責任をとる!

バブル時代の記憶でしかありません。フォローさせてしまったということがより慎重さと責任を感じて人間としてのミスを少なくします。確かに事前にわかっている危ないことを排除するのもリスクマネジメントとしては有りなのかもしれません。

人が、アスペ比率が高い技術者が、システムの中に組み込まれた時点で根本から考え方を変えないといけないように健常者ぶってみます。

 

仕事で褒められて嬉しかった、という素直になれない気持ちをアスペや今までの境遇のせいにしている私、というお話しでした。

 

では。



スポンサーリンク