ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



日本語訳など

前回の免震構造に関連しますけど、近代科学技術は輸入物が多いですし、この国で発明されたモノも英訳することが多いです。まあ、世界の共通言語が英語という流れに沿っているからですね。

消した記事に書いたかもしれません。カタカナでそのまま入ってきた言葉は、読み方が日本語風でもなんとなく許せます。

明治時代などの直訳用語は解せませんねぇ。

伝えるもの:コンダクター。中途半端、半分くらい:接頭語のセミ半導体。。。

導体の抵抗値が半分くらいの導体ではないのです。

身近なものでは洗剤などに使われる高級アルコール、高品質:ハイクオリティ、という訳ではありません。有機化学で炭素が連なっている構造があるのですが6だか7だか以上連なっているモノを高級と呼んでいるだけです。英語では単にhigherで級がどこから来たのか?専門でないので良くわかりませんが界面活性剤の種類として宣伝で使われていました。最近聞きませんね。まあ、誤解を生みやすいという訳です。

文化の違いというか、兄弟、姉妹の上下関係は英語では曖昧ですね。

冒頭に戻って、中学生理科で習い、自身に関するテストに頻出のP波、S波は、それぞれ、初期微動、主要動です。性質と意味を良く表していると思います。震源はた早い速度で広がるP波を感知して、数秒から数十秒後に遅れてくる大きな揺れの警告をする緊急地震速報が可能となりました。震源が浅い直下だとP波とS波はほぼ同時なんですけどね。

ICTが進み、コンピュータの計算速度向上、遠方からの情報を即座に伝える通信技術により地震予知ではない、起こった地震に対して、数秒しか猶予がないけれど身構えたり、電車や新幹線の非常ブレーキをかけたりと被害低減に寄与できる時代になりました。

また話を戻して、P波、S波のP, Sはプライマリとセカンダリの頭文字です。1番目、2番目の意味ですね。性質まで表した日本語の用語を作った先人は素晴らしいと思います。別に英語名のほうをDisっている訳ではありません。

題材として不謹慎ですが地震国ならではの津波は英語にそのままなっています。読み方は、すーな↑みー、みたいです。tidalを使う方は地震以外の自然現象からの大きな波の意味合いが強いようですね。造山運動が終わり安定大陸・安定陸塊に位置する地震の少ない欧米の多くの地域では関連用語が曖昧になるのは必然と思われます。

 

そうそう、先の記事の古典力学の名称もひどくて、対義語は量子力学なのですけど、普段の生活で目にするマクロ的現象を扱うのが前者で、原子レベルなどのミクロ的現象を扱うのが後者です。古典力学は使われなくなった訳ではなく立派に現役です!

 

では。

 



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