ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



双子を観察

個人情報をわざわざ晒す必要もないのですけど、このブログを作った当初の参加グループに子育てが入っていまして。☆をいただく方も育児関係のブログ内容が多かったりします。

嫁さんのことは休止前にさんざん書きました(良い意味で)。経済的、私の心身的理由で別居となっています。カサンドラ症候群はかなり抑えられていると考えています。

母子家庭状態、実家との関係、2世帯分のやりくりなど他の問題は発生しますけど。。。子供たちに接してきた2大要素の、自信の芽を刈り取らない、聞かれたことには全部答える、については過去の記事でもお話ししてきました。

 

本日のお題は双子です。次男三男です。

自然妊娠では1パーセント以下の確率らしいので、人生において奇跡的事象にめぐりあえました。

二卵性となっていますけど、ホント良く似ています。いつぞや顔の区別がつかない思考回路も持っていることにも触れましたが、離れて暮らしているせいもあり今でも区別がつきません汗

パソコンのファイル群を整理していないので、たまにバックアップした昔のデジカメの画像がごっそり出てきます。嫁さんや私・嫁さんの両親に見せるとパッと区別がつくようです。

クルマやゴルフなどには全く興味が無いオタク道初老を貫いています。表には出しませんけどね。良く出てくる双子、多胎の設定。需要からか女子に多いですね。男女に差があるかわかりません。双子間に時間的前後、つまり、姉、妹の意識を本人たちが明確に持っているということです。ちなみに有名な兄弟が双子の野球を題材としたジャンルはラブコメでいいのかな?マンガやアニメは見ていません。ストーリー上のキャラ付けの観点で必要かもしれませんが、うちの双子に限って本人同士はどちらが兄か弟かを意識したりしていないようで、私たち周囲も接し方で差をつけることはまったくありません。

さらに二卵性でもクイズやなぞなぞで出るような男女の双子の確率は、染色体の組合せから算出されるものより結構低いみたいです。ともあれ、男二人の双子ですが、戸籍上の前後関係はあるものの本人たちは、どっちが上とか下とかいう意識は無いようです。

私は一人っ子なのでまず兄弟がいるという気持ちがわかりませんけど、さらに双子となると本人たちはどんな気持ちなのでしょう?

人間関係の構図で共通の敵がいると結託しやすいというのがあります。ちょっと歳の離れた長男クンがその役割を担っている感じです。一番手のかかった長男クンでも、私事情による転職による引っ越しの多さ、親の精神起因の休職を見せてしまい、成長期に負の感情の影響を与えてしまったことは非常に申し訳なく思っています。

起こってしまったことは自分の特性と外界のせいにして、双子の話に戻ります。

嫁さんに性格が似てくれて助かっています。ケンカをしているところを見たことがありません。運動音痴な両親から生まれたとは思えないほどスポーツ少年となってくれました。お兄ちゃんである長男クンが双子相手にいろいろと教えていく過程でなってくれたようです。あとはゲーム好きですね。文理で分けるとしたら、嫁さん由来で両方とも文系です。

据え置きのゲーム機やタブレットなどの端末がありますがリソース(資源)は1つです。携帯型はそれぞれに買ってあげたこともあります。興味の持ち方も似ているので取り合いが発生する訳ですが、ちゃんと交互にタイムシェアリングでリソースをやりくりします。観察していて非常に面白いです。

リソースを握っていないほうは、嫌な顔もせず待つことが当然というように相手のやっている画面をを覗きこんでいます。たまに、1ターン分の時間が短かった場合2回連続で1人がやってしまうこともありますが、ここでもケンカは起こりません。さらに不思議なことに2ターン分やった相手方が2回やるかと思いきや1回しかやりません。凡ミスのような1ターンはカウントしないというルールができているようです。

いろいろな事象は起こるもので、片方の実行内容が上手くいき結構長い時間リソースを占有し、交代の際に「次2回ね」のようなちょっとした衝突が発生します。そこでケンカに発展するかと思いきや、数秒で調停が完了します。2回と発言したほうは、2回目をやることはなくリソースを開放します。観測している私から見ると、待っているほうが、実行している側のターンが終了したとほぼ同時か食い気味に、リソースのモノを奪い取っているように見えます。悪意は全く感じられません。

大体、実行時間が基準になっているようです。システムの割込みの調停器のように優先順位が決まっている訳でもなく、システムで1回利用で優先権を最後尾に回す良く使われる方式のように凡ミスで後回しにされ損をすることもありません。

少子化で最近の学校の学年のクラス数は激減しましたが、双子は別クラスに分けるルールは転校でどこへ行っても変わりません。宿題などや評価に差が生じます。そろそろ家族の経済的にも2倍の痛手を被る歳になってきたので、最近は進路や成績などの相談に関与します。父親として当たり前なのですけどね。

双子と言えども成長すれば性格や思考に差が出てきます。経済的に厳しい面もあるので、できるだけまとまって動いてもらいたいし、彼らもそれをわかっているようで無理難題な要求はしてこない良い子たちです。成績も教科によるちょっとした差はあるもののほぼ同じです。

ただ、試験など不確定要素の塊で意志に反した評価がされます。今、その時期に来ているので、できるだけ家族としてやりやすいように可能性の高い選択を取らざるを得ません。本人たちはそれぞれの意志がありますが、少し妥協してもらう必要がありそうです。ホント、この国を動かしている老人の方々は少子化の原因をわかっているのでしょうか?ここでは政治や行政には極力触れないスタンスなので止めておきます。

 

うちに限っての双子ですが自我を持ってからの協調性はハンパないです。自我を持つ前の育児のときには普通の親並みに協力しました。制御システム未発達ならではの苦労がありましたけど別の機会に。

 

では。



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