ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



アスペ夫とカサンドラ嫁 再掲

コメントに触発されてタイトルの件です。

ASDを正当化や権利を主張する訳ではありません。別な話題でマイノリティとマジョリティの論戦が行われていますけど、全員がハッピーになれる論理和がTrueになる社会は存在できません。SF、アニメの世界で人類補完計画みたいなものあれば別ですが現実的ではありませんね。

タイトルのような状態で、数年前ブログ内容が過激で停止命令を受けた際の、私の最終結論が「離れて暮らせ」でした。確か。。。

自分が転職で出稼ぎ別居状態になったのもあって同じ境遇の方にはそうそう実現できない1つの解決法を提案しました。

倦怠期、考え方の相違、子育て問題などという一般的な夫婦関係以前の問題で、そもそも脳の構造が違う、違う次元の人間同士が結婚してしまった時点で軋轢が生まれるのは必至です。

嫁さん側からみれば、時間を巻き戻し、現在の情報が揃っていれば私との結婚は見送ったでしょう。

私は、おそらく独り身のまま。以前の記事で、アスペ同士で気が合うかというと合わない。男女関係はほとんど考察さえしたことがないのですけどおそらく上手く行かないと思っています。

過去に戻せない以上、とりあえず定年までには子供たちが巣立って一段落するところまでは自分なりの努力をします。自己分析を書籍などを参考に続けて行くのも実行中です。

アスペ主の動画配信の方は別離されてしまったようですけど、アドバイスとしてパートナー側はASDを理解しようとしてはいけないとおっしゃっています。その努力は無駄ってことですね。

 

ここからはASDである「私の個人」の最大限の客観的見方を駆使したパートナー側への考え方の指針です。

 

ASD側も、当事者を主張するのはもっての外ですので別枠として、自己分析や改善の意志があるとしても、行間や空気が読めないのでいくら努力してもその回路がありません。そのため健常者の振る舞いを期待しても無理です。ただ、パートナー側は「そういうものだ」「この人の限界なんだ」と見てくれるだけで助かります。

先ほどの理解とは違います。どうしてこの人はこのような無神経な考え方をするのだろう?とか改善させるためには接し方を変えなければいけないのだろうか?というような健常者のやる理解が語弊を恐れずに言えば無意味です。労力のムダで自分のストレスをためることになります。

相手との結婚に至ってしまったのであれば、たぶん惹かれるような抜き出ている能力があるかと思います。それを最大限利用してやりましょう。利用するモノがなければ、簡単に言ってしまって申し訳ないのですけど離婚を視野に入れたほうがよさそうです。

お子さんがいる場合は、難しいですよね。さらにまだ証明されていませんが遺伝することが多いのでお子さんもASDを持っている場合があり、2,3重苦を強いられているパートナーさんも見かけます。この状況については私はまったくわからないので助言ができません。お子さんにその傾向が無い場合は健常者側で育てたほうが子供の教育・将来ためになると考えます。

私の場合、転職の成り行きでそうなって二重生活が家計の負担となってしまっていますが、別居がベターです。ベストとは言いません。親との2世帯住宅までは行かないにしても家事を分けたりはしないのが吉です。私の場合、嫁さんからは「実質母子家庭なんだからね!」とよく言われます。母子家庭の方を。。。は省略します。

ASDが持っているスキルがあれば、先ほどの利用できるものは利用しましょう。得意分野を褒めてあげればおそらく無償で協力してくれると思います。これについては自分のところを例に出します。家庭の家電などの技術周りはすべて私がやっています。部品代ぐらいはさすがに出してもらいますけど。人件費はタダでも文句を言いません。

職場でもありますが便利ツールを作っても人に教えたがらない方がいます。こういう方はちょっと無理です。経験上ASDはひけらかしの傾向があるので、おだててあげればタダでそれが入手できます。でも、追加で要求はASDに興味があるかないかに左右されるのであまり期待しないほうが良いでしょう。

 

もう、すでに夫婦の域を逸脱していますが、お互い、特にパートナーさんの今後を決める参考になれば幸いです。

 

では。

 

 



スポンサーリンク