ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



悪役になれ

人生を変えた3人にエントリーしなかった元上司の初日の仕事説明の中の1つでした。

半分本気、本文冗談だったと思います。

この上司には2回お世話になっており、かなり長い付き合いです。

自分は、揉め事は胃が痛くなるので結局悪役にはなりませんでしたけど。

 

心理的方面の方も語っていますし、事実学生時代に指導教官自身が悪役になっていました。倫理的観点で良いか悪いかは別にして悪者を立てると組織が上手く回るのです。構成する人員の負の感情がその人に向き、全体で連帯感が生まれ本業がはかどります。

構成する人が全員い良い人だけだと、返ってギクシャクしたりするので人間の思考や集団心理というものは面白いものです。

この場合は、やはり指示を出す管理側が自然と悪役になっていきます。部長クラスですと古い気質が残っていなければ、管理職の手腕もそうですけど人望がないと経験上なれません。トラブルが起きたりしたときの対処など多少のキツイ仕事には反発もしますが筋が通っている、平等なり適材適所で仕事をアサインしている、などがみえれば部下は納得します。

前記事のとおり、創造性を重んじ、自分の出した結果や表現力などは評価されていたのがプラス、指示系統・仕事の分量・割り当てがめちゃくちゃだったマイナスで、差し引きゼロってところです。休職するまでの仕事管理は、かなりのダークマターでした。しかし自分がASDであることにも関係し得意分野を上手く伸ばしてもらえたことにかなりの倍率がかかっているとは思います。なによりモチベーションが保ていたことが大きいです。

 

タイトルの話に戻します。最悪の上司は、悪役すぎてラスボスでした。。。ただ自分の性格が災いして敵視がストレスで考えるだけで疲れてしまいました。事実健常者の職場の方々は上手くやり過ごす術を持っていたのでちょっと鬱陶しい程度で職務のRPG上には出てこないNPC(モブキャラ)として認識していました。悪意のあるサイコパスASDは相性も最悪でした。

悪者がいれば組織が回るという方法も万能ではないようです。悪役にもクオリティが求められます笑

 

今のご時世、楽しく働くという職種は少ないと思います。バブル時代に戻れと言いませんが何らかの形で労働の喜びが感じられる時代が戻ってくればと思います。

 

では。



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