ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



USBネタ

最近はメモリはUSBのインタフェースを使ったものは使用していなく、主にSDカード、さらにはマイクロのものです。出っ張りがなく機器に収まってしまうのが魅力ですかね。容積の格段の違いに、エラー訂正・検出方式に若干の不安をマイクロSDカードに感じますけど、それほど重要なデータは扱いませんので。。。

外部機器に接続するための規格であるUSB、とくにType-Aと呼ばれる一番初期の差し込み口について、とUSBメモリを使っていた5年ぐらい前のASDなのに自分の気持ちを抑えたお話、の2点をします。

 

まず、最初、パソコンなどの機器を扱う人に経験があると思っています。

コネクタに裏表があるのはなぜか?というのはググって欲しいのです。決まってしまった表裏有りの仕様で、特にパソコンやプリンタの裏にUSB差込口があってケーブルを差し込むときに、裏か表の賭けに出ますね。

上手く刺さる確率はコイントスと一緒で50%。

で、先ほどソースを探していたのですが見つかりませんでした。自分の記憶では海外の人間工学的なネタでした。なんとなくツイッターの記事が集まっているサイトを見つけたのですけど相変わらずの面倒くささでその先の探索は諦め!

記憶のかなたなのですが、表裏の試行の後に差し込みに成功するのが80%ぐらいというものでした。1回で当りの面を当てる確率が50%、それに失敗して裏にして差し込む確率が50%、ではないというものです。この確率やパーセンテージもあやしいものでしたがうなづけるUSBコネクタあるある話でした。

つまり、表も裏もためして、さらに試行錯誤を続ける人が沢山いるという趣旨です。

方向が合っていても、挿入角度や、刺さり具合が固かったりで諦めちゃうというのが主な原因で3,4回は表裏を試してストレスだ!という趣旨だったような気がします。

確かに今でも接続時のイライラは残っていますね。

 

2つ目、あるお笑い番組をまだ家族と一緒に居るときに見ていたとき、視聴者プレゼントに番組特性のUSBメモリが抽選で当たるというものがありました。その番組の企画にも関与している大物芸人さんが、番組最後にその応募方法などを説明する場面で、

「番組特性USBを視聴者に抽選でプレゼントします。応募方法は。。。」

と説明していました。

「USBはバスの規格であってモノではなく、正しくはUSBメモリだよね」と言いかけそうになりました。でもASDの空気の読めなさにより、その場が引き気味になることは何度も体験しているので、その記憶DBからの自動マッチング機能から多数のヒット案件。

正しい情報を伝えたい気持ち と 家族とその番組を見ている雰囲気を壊さないようにしたい という選択肢が突然現れ後者が選択されました。外から見れば、私が何も言わないという状況でしたが、自分は正しい情報を発信したいという欲求を抑圧したことになります。健常者は常にこのようなことが普通にできているのでしょうが、ASDの私には非常にストレスです。

ただ、ASD当事者の欲求、家族の場の雰囲気という状況、DBからの読み出されたヒットした記憶、などが頭の中をかけめぐり通常の判断でしたらミリ秒の世界のところを5~7秒ぐらい頭をぐるぐるしていた覚えがあります。番組もエンディングに進み、さすがに先のツッコミを入れられる段階でないことはタイミング的に読み取れましたので、遅延発言「さっきのさぁ」なんてことも思わなくなりました。

ASD当事者の黙っていた5秒間を思い返すと、生きづらさを感じてなりません。

 

今回はUSBをネタに2つのお話しをしました。1つ目はASDが目をつけそうな一般あるあるネタのつもりが読者に受け入れられるか?の試行です。2つ目はASDが場の雰囲気を読み発言を控えた心の中の葛藤について語りました。

 

ではまた。



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