ASDの戯言

40代でASD診断された技術者サラリーマン。生きにくさの記録。

  初老アスペ(ASD)エンジニアの家族・職場などの環境を含めた過去と未来の見通し。



効率

efficiency
efficient

論文の中で腐るほど使いました。

ただ、人間の行動、特に自分になると格段に下がります。

若いころ、ASDを知ってか知らずかマージンを取った納期が言えました。

5営業日かかると宣言して水曜から始めても間に合う感じ。

もちろん上長、上司はこいつサボり時間も入れてるなってのは分かっていると思います。どんどん景気が悪くなっていく中でも、時代がそれを許したし、それをやってのける能力が当時はありました。

ただ変わらないのが、シングルタスク。依存的計画。

時間のかかるシミュレーションでもその結果が東低通りになっていないと次の仕事に移れない。さすがに半日かかるようなものは放置できるけど、30分程度のものなら待ってしまいます。その間、何をしているか?画面に出てくる進捗のログとにらめっこ。

ちょっとおかしなものがあれば、途中で中断して中間状態を確認して再度流す。

いわゆる、並列処理、マルチタスクができないのはASDが分かるうん十年前からの性格でした。

 

ここのところ、ASDには合わない仕事なのか、歳のせいなのか結果を出せていません。シミュレーション自体は3,4本同時に実行して30分から長いと12時間みたいな感じで流せます。先駆者がシミュレーションを止めなくても途中経過を見られる仕組みを作っていました。ちょこちょこ間違いがないか確認もできます。

ところが、12時間のモノは別にして、待ち時間に別の仕事ができません。

そう、その結果が気になって頭が切り替わらんのです。

2つ前の職場では、その切り替えがものすごく求められる仕事内容でした。プログラムを作って流すようなことではなく雑務、学生さんに教える、研究ネタを考える。ToDoリストは作っていたのですけど、依存関係を作れず、これとこれが同時進行できるなんて発想がでてきません。上から順番にこなしていきます。1時間もしないうちにやるべきことが加算されていく。

待ち時間、終わらない仕事はいったん中断して、他の仕事をやらないと全体が終わりません。そこで言われるのが「効率」が悪すぎる。

それができないんだなぁ。何度指摘されても、見世物になっても直らない。

リスト化まではできてもスケジューリングのハードルが高すぎる。

みんなにも迷惑も掛かるし、心がまた病みそうな「仲間や会社の信用を下げるようなことはしないでほしい」との指摘回数が増えるようなミスが多くなりました。

結果のミスではなく、時間配分のミスです。

1つ前の職場と違って、分量が多いと感じた場合、サポートが付き、持ち分を減らしてもらうことができます。仕事能力がありません宣言しているようなものですが、それも気にしなくなりました。

ただ、言うタイミングがあいかわらず遅い。

連休に入る前に、久々に「効率」が悪いせいでやらかしてしまいました。ちょっと落ち込みモードです。

確かに仕事内容のの難易度は上がっています。人をマネジメントする以前の技術的なこと。

健常者の同僚が当然できるであろう並列作業前提の「効率」設定における発言や指摘。

2つぐらい上の階級の方に年始に相談しました。言葉は遮られましたが、発達障害で仕事遂行がごちゃつくのは見えているようです。その「性格」のせいにしないで、いろいろ改善策を考えよう。で終わって、この人理解のある人だ!なんて喜びました。

でも、やっぱり改善策が見つかりません。。。

自分の性格、キャパ、得意苦手は客観的に見えています。ウツになうほど悩んでいませんし、歳のせいか同僚が呆れているのもあまり気にならなくなりました。

 

いまのプロジェクトも終盤で追込み。一旦落ち着いたら、自分の資質の前提で「効率」を上げる方法を考えてみようと思います。

 

では。



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